優しさという毒。Part.4 - 対中級者編 -

2015/07/25, 10:00

■本題
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少し間を置きましたが、第四弾です。
…忘れていたワケではありませんからね!

 優しさという毒。Part.1 - 導入編 -
 優しさという毒。Part.2 - 定義編 -
 優しさという毒。Part.3 - 対初心者編 -

に続きましての当記事。
Part.2でおおまかに定義し、Part.3にてココに至る道筋をつけた、

 「中級者」

に対し、どのようにアプローチをすれば良いか?
先の記事群では、楽しみのために先行投資を出来ることが中級者、としました。
その方たちに向けた、たったひとつではないけれど、冴えたやり方があるはず。
反対に、これは気をつけたほうがいいよね、というやり方もあるはず。

本日も一緒に考えていきましょう!
■ドレスコード
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ちょっとたとえ話をします。
あなたがグルメ・美食に目覚めたとしましょう。
コンビニ弁当や見切り品のお惣菜で十分満足できていたものが、

 「もうちょっとおいしいご飯食べてみたい!」

となった。どうするか。
近場の定食屋さん程度なら、着の身着のままでも行けるけれど、
名の通ったレストランや料亭の味を楽しみたいとなれば、準備が必要です。

ドレスコードや場所を下調べし、相応の振る舞いが必要。
相応しい衣装や小物を持っていないのなら、見繕わなければなりません。
なかには、勝手知ったる常連さんからの紹介が必要なこともあるでしょう。
それらを怠れば、場合によっては門前払い。

けれど、一通りまとめさえすれば、おいしい料理を味わうことができます。
そこから先には、新たなネットワークと世界が広がっている。
「固定」「身内」で遊ぶのは、貸切にするようなものでしょうかネ。

____
先行投資という意味では、だいたい同じです。
「おいしい」思いをしたいのであれば、身だしなみ(装備)を整えなければ。
恥をかかぬよう、鼻つまみ者にならぬよう、しきたりやマナー(戦法etc)を知らなければ。
それナシでなんとか…というのなら、貸切にしなければ。

近場だけで満足していた頃からすれば不要な投資や作業も、
より深く大きな喜びを得るためには、必要となってくるのです。



■56
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では、オンラインゲームにおいて、どうアプローチすればいいのか?
より高い難易度、より難しいクエストに参加するにあたり、何をしてあげるべきか?
上の例えを引けば、

 「エスコートをする」

にとどめるのが理想的かと考えます。

目的は定まっており、何をするかの段階なのですから、いまさら伝えられることは少なめ。
はじまるまえの準備段階では…具体的な情報、実際に要求される作法などを確認し、
いざ本番となれば、手本となるように自らも動くことで導く。
そのうえで、本人がどのように立ち回っていたか、どのような行動をとったかを観察し、
ここはこうすると良いよ、あの時はすごく良かったよ等、次へ進める材料を渡せられれば尚良し。
そうしてサイクルを回していけば、自然と身につけてくれるものです。

 やってみせ、言って聞かせて、させてみせ、
 ほめてやらねば、人は動かじ。

対初心者へも同じことが言えますが、この心構えが特にたいせつ。
ただ甘やかすのではなく、現実と実態をしっかりと伝えて、体験させていくこと。
それをもとに、一歩一歩成長していくこと。
翻っていえば、それをできるだけの技量と知識が、中級者を導く存在に求められます。
私は特にそういうのやりたくありませんが、やりたい方はお忘れなく!



■きをつけたいこと
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一方で、記事タイトルのとおり、優しさが毒となるケースがあります。
中級者に対するそれは、

・固定観念を抱くほどに情報を押し付けること
・欠かしてはならない知識や情報を隠して伝えること


の、大きく分けてふたつ。

前者が行き過ぎれば、○○をして当然!とか、××でないと不適格!のような、
いわゆるちょっとめんどくさい人になったり、
必要以上に過敏な警戒をしたり、ストレスを抱いてしまったり。
「楽しい」が変質するにもしても、あんまり良いケースではなさそうです。

後者が行き過ぎれば、いわゆる「地雷」になったり。
対初心者には通用した「なんでもいいよ!」の、良くない面が立ってくる段階です。
スウェットサンダルでレストランにいっていいよ、と取られたらたいへんだ。
本人がそれで恥ずかしくないのなら本人だけは構いませんが、周囲が歓迎しづらい。
悪い意味で他人を巻き込むことになるのだから、いただけません。

「常識で考えればそんなことは…」と言いたくなりもしますけれど、
その常識とやらを、これから身に着けていく人に対してのアプローチなのですから。
常識・普通の一言で済ませる前に、よく噛み締めたいところです。

そして、あれやこれやの口出しも、対初心者に行うほどの毒ではないけれど、
本人のうちにそれなりの指針があるのですから、暖簾に腕押しになりがち。

何を伝えたいのか。
本人が苦労しないための情報や生きる知恵を伝えたいのか、
私ってこんなことやあんなことまで知ってるの、聞いて聞いて!なのか、
その優しさは誰のための優しさなのか、
よくよく考えておきたいところです。



■小まとめ
そんなところで、対中級者へのお話はいったんここまで!
まとめます。

・まずは自分自身がふさわしい能力を持っていること。
・そのうえで、実践のなかで伝えていくこと。
・深く進む先に、どんな「楽しい」があるのかをよく推し量ること。
・やっぱり偉ぶりたい、先生ぶりたいならやめとこう。


___
ここまでくれば、相手も立派なプレイヤー(アークス)です。
初心者…子供を相手にするかのような振る舞いでは、失礼かつ不適となります。
価値観を認めたうえでの提案、批評が大切。

そして、そのように取り組むさきに、どのような「楽しい」を見出しているのか?
を察することも大切です。
欲しいレアを入手できたときが楽しいからなのか、
緊迫した戦闘、セットプレーがハマったときの一体感を求めているのか、等。
楽しくないけど義務感で…となれば、少し様々なことを見直したいところです。
そんなお話もまたできたら!

といったところで、次は

 「自分」

に対する毒になる優しさについてとなります。
今月中になるのか!来月にズレこむのか!

 → 優しさという毒。Part.5 - 対自分編 -
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COMMENT

今更なコメントで申し訳ないのですが。
普段はソロ主体でPSO2をうろちょろしてるのですが、最近フレンドさんができ、時折PTを組むようになりました。
どうやらPSO2を始めたばかりのようで、なかなか知識が少ない…のは個人的に問題なかったのですが、この記事を読んで、それが周囲に与える影響を考えました。
自分もハルコタン実装あたりから放置していたので、最近の動向が分からず。
どういったことに気をつけるべきなのか伝え難いですが、自分なりに情報を得て、彼らに話していこうと思います(勿論、強要や押し付けにならない程度のものですが)。
困ってしまうのはやはり装備の問題だったのですが、緊急などで他PTと一緒になった際「アレ?」と思われない位には誘導していきたいと思います。
素晴らしい記事、ありがとうございました。
2015/08/23(日) 15:49:15 |URL|名無乃権兵衛 #- [EDIT]
◆ななし壱号さん
コメントありがとうございます、お返事が遅くなり申し訳ありません!
現実ネット問わず、人が人である限り、この手の話は無くならないものでしょうね。
それでも、少しでも各々が前に進めるのなら、何度でも再定義・再掲すべきと思います。
なかなか塩梅の難しいことではありますが、うまくいきますようお祈りしております!
2015/09/02(水) 23:16:01 |URL|松乃雪 #- [EDIT]

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