闘神オーディンについて。

2016/07/07, 09:00

■おでん
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遠く惑星ハイデリンより、オーディンさんがご出張あそばされています。
私も早速ソロで突撃し、道中で3度床を舐めたものの、
難易度XHでも、おもいのほかあっさり撃破できてしまいました。

人数でHPが調整され、その中でもランダムで多少があるようですが、
初見(FFXIVでは見たけど)で一発とはちょっと驚き。
道中のAISx3+アンガのほうがよっぽどきつかったクポ。

___
というわけで、オラクルのオーディンは以上で語ることもないのですが、
せっかくですからエオルゼアのオーディンについて語ってみましょう。
FFXIVプレイヤーにとっては多少ネタバレにもなりますから、
一応ネタバレ注意としておきます。





■こくえのもり
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オラクルでも表示される上のテキスト。
Black ShroudにあるUrth's Fountでの闘神オーディン討滅戦。
日本語にすると、黒衣森(こくえのもり)にあるウルズの泉での以下略。

黒衣森とは、緑豊かな首長族の国家・グリダニアのお膝元です。
ナベリウスの森林をもっと森林らしくしたエリアで、
大樹があれば湿地もあり、遺跡があるのもおそろい。
ウルズの泉はその最奥地、クリスタルが美しい泉の名です。

で。
"闘神"の二つ名は実際にその通りでして、
エオルゼアにおいて、オーディンは一柱の神として存在します。
FFXIVストーリーは、神(蛮神)との戦いがお話の中心。
オーディンも例に漏れず、冒険者……光の戦士が対峙することになります。

___
ところで、エオルゼアにおける"神"とはどのようなものか?
ざっくりいえば、

 「信者の願い・祈りが具現化したもの」

です。
PSO2でいう幻創種の仕組みに近いといえば近いのですが、
その神を信じている必要のある点が異なります。
願いや祈りをコアに、エーテル(クリスタルetc)を集めることによって、
自らたちの守護者として神降ろしをできるのです。
祈りが強く、エーテルが濃いほど強大な力を持ちます。
その力を、領土拡大やら利権追求に用いるワケです。

ただ、強引にでも信者や貯蔵エーテルを増やさねばならず、
そのための誘拐やら強盗やらが各地で大問題に。
くわえて、神降ろしによる莫大なエーテルの消耗は、星を弱らせます。
エーテルを失った土は腐り、風は止み、水は淀んでしまうのです。
それの行き着く先は、資源の枯渇による新たな争い。

 神降ろしとは、神を創造する行為にほかならぬ。
 弱き者が信仰にすがり、その内に見せる幻よ……。

 よいか、人の子よ。
 神とは想像力の産物…… 
 願いの力が、星の命を用いて作り出す虚像。


そして、これらを助長する者たち……
野心や恐怖、心の闇を煽り、神降ろしを手助けして星を滅びに導く存在、
天使い(アシエン)の野望を阻止するのが、光の戦士の役目なのです。



■いのり
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ちょっと脱線っぽくなりましたが、神とは何か?は以上。
というわけで、神であるオーディンは、つまり、

 「人々の祈りによって具現化した存在」

なのですねー。
……ですが、オーディンを守護者とする部族はいません。
つまり、歴史に埋もれるほど古の時代に降ろされた神であり、
それでいて現代にまで残る強烈な思念と力があったことを窺えます。

オーディンの名がみられるのは、遡ること5000年以上前。
古代アラグ文明の聖典に、彼は登場します。

 聖典において語られる悪神「オーディン」とは、
 全てを切り裂く魔剣の持ち主だ。
 彼はその魔剣で、多くの民と聖女「ウルズ」を殺している。
 だけど、それをアラグの英雄が打ち倒し、
 森の泉に封じたとされているんだ。


アラグ文明とは、古のエオルゼア統一を果たした大帝国のことです。
魔法と科学を融合した"魔科学"により栄華を極め、
喚び降ろされた神をも利用する技術を持った超高度文明。
4000年前に霊災(この時は大地震)で滅びたものの、
今なお追いつけない技術力を誇った大国、アラグ帝国。
そんなアラグの聖典に、"悪神"として名を残すオーディン。

……現代にあらわれたオーディンは、斬鉄剣こそが依代であり、
スレイプニルや漆黒の騎士は、斬鉄剣が見せる仮初だと判明しました。
倒されると顔が挿げ替わるのはそのためなのですが、
つまりは剣にこもった思念こそが、神たるオーディンなのです。
これは、いったい何を指し示すのか。



■もうそう
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あくまで、私の勝手な推測ではありますが。
"聖女ウルズ"を殺めたのはアラグ帝国軍であり、
騎士オーディンは彼女の守護騎士、あるいは伴侶だったのではないでしょうか。

アラグ帝国がエオルゼアを平定する過程において、
武力を用いた侵略も少なくなかったとされます。
追随を許さぬ発展をみせた大帝国ですから、
国の名すら残らない小国を蹂躙するのは容易かったはず。

しかし、その小国には、勇猛な騎士がいたのです。
鉄鎧すら軽々と斬り裂く豪剣を振るう騎士、その名を、オーディン。
なんならアラグ兵の間で

 「夜になるとオーディンが駆る巨馬の蹄音が聞こえる……!」

なんて、畏怖でもって噂されたりしたかもしれません。

___
ですが、多勢に無勢です。
技術のみならず質量に勝る帝国軍を前に、
徐々に徐々に追い詰められ、包囲され……
命運つきたかな、せめて彼女だけは落ち延びられるようにと、
オーディンは死を覚悟し、注意を引き付けるため敵陣の只中へ飛び込んだ。

しかし、彼女もまた助からなかったのです。
捕らえられてしまったのか、あるいはオーディンと共に逝くことを望んだのか。
真実は歴史の闇の中。

ただ、往々にして、被征服側の印象操作は度々行われます。
これほどの悪政を敷いていたのだから、我々は救済者なのだーとか、
これだけの暴君は処刑されて然るべきなのだーとかもそうだし、
こんなに強いのが敵にいたんだけど、ウチの凄いのが倒しちゃった!とか、
相手をアゲることで自分をさらにアゲる手法が用いられたりもします。
オーディンも、そのような印象操作、改竄がなされたのではないでしょうか。
歴史はいつだって勝者の物なのですから。

 …ウルズよ…いずこに…
 …ウルズよ…そなたの元へ…
 …ウルズよ…今度こそ…


現世に黄泉帰ったオーディンは、ウルズを探し彷徨っているように思えます。
今際の際、彼女を守りきれなかった、最期まで傍にいられなかった深い悔恨と、
アラグに蹂躙された市井の人々の悲しみや怒りが、激しい祈りとなって剣に宿り、
オーディンを神として顕現せしめたのではないでしょうか?
今となっては果たせぬ想いと晴らせぬ恨みを、遥か古から抱えたまま彷徨う彼は、
まさしく亡霊騎士という呼び名にふさわしいのかもしれません。

彼の言葉をすべて好意的に解釈するのは危険だけれど、
征服側のアラグの言い分にだってクサいところはあります。
反乱軍の将兵を洗脳含む魔改造して下僕にしたり。
真実は歴史に埋もれてしまったけれど、きっと隠された何かがある。



■闘神
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なんだか長文になってしまいました!
勝手な推測部分を除いたアラグの歴史等は公式設定で、
言ってしまえばたかだか1体のボスにコレですからー。

古代アラグにまつわるお話は随所に散りばめられており、
少しずつ解明していくのも楽しめます。

そうそう、タイトルの"闘神"という言葉について。
現代エオルゼアでは、人間界で信奉される12の神以外を蛮神といいます。
これはガレマール帝国(ストーリー上の敵国)が使った言葉で、
簡単にいえば

 「我らの理想を理解しないのは蛮族で、奴らの神だから蛮神!」

ってな具合です。
エオルゼアではもともと"荒神(あらがみ)"と呼ばれていたそうで、
さらに歴史を遡ると、古代アラグ帝国において"闘神"と呼ばれたのです。
それだけ古い存在なのですねー。

……というわけで、オーディンについての記事でした!




■おまけ
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ぉ肌っゃっゃ。


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これではありませんが、こんな感じのTOP画像を1枚撮りたい。


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果たしてこの建物はいったい……?


踊ってみた。


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COMMENT

凄くわかりやすい説明…
オーディンはメインストーリーに絡んでくる事の無いボスですけど、こうして見るとかなり設定が凝ってますね
2016/07/07(木) 10:11:51 |URL|光の戦士兼アークス #- [EDIT]
建物の形状からしてアムダプール城だったような気がする
2016/07/07(木) 13:17:07 |URL|名無乃権兵衛 #- [EDIT]
いいですねえこの歴史感(ボキャ貧
物語の本筋を外れてもまた別の物語があるようなお話というか練るに練られたストーリーや設定、世界観は大好きなのでちょっとエオルゼア行ってみようかなと思っちゃいます
2016/07/08(金) 08:25:46 |URL|名無乃権兵衛 #viWYSvG2 [EDIT]

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