諦めが人を殺す。

2016/10/23, 22:22

■あーかーど
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「あきらめ」が人を殺す。
あきらめを拒絶した時、人間は人道を踏破する権利人となるのだ。


___
漫画「ヘルシング」の主人公、吸血鬼アーカードのことばです。
その力で幾多の人間を殺めてきた彼が語る、人の道とは果たして?
……は、ひとまずさておき。

諦めたときに開ける視界と閉じる世界。
その都度天秤にかけるのは言わずもがなとして、
私は何事も簡単には諦めたくないし、諦めない人が好きだし、
諦めの悪い人間でいたいと思っています。



■白髪鬼
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諦めない……というのは、手にとったモノを持ち続けることです。
重いし、かさばるし、なかなか自由が制限されます。
ですから、大体のケースにおいてしんどい選択。
手放してしまえば、楽になるんですよね。

ただ、そのときは楽になるのだけど、
苦しいことから逃れたいがために、その選択をしてしまう場合もある。
持ち続けた先、辛抱の末に得られるものがあると知りながら、
ただその一瞬を楽するために諦めるのは、色々とざんねん。

無論、苦労と実入りとが釣り合わないのであれば、
持ち続ける必要はなく、さっさと手放すべきです。
……が、持っている時点で分かれば、それこそ苦労しないっていうー。
人と自分は違うから、誰かの生き様を真似すれば良いものでもありませんしね。
結局は、自分と対話して考えるしかないのです。

とはいえ、一度置いたモノを再び持ち上げるのは、輪をかけてしんどい。
取りに戻らないといけない場合もあって、
戻ったところで見つからなかったり、失くなっていたりもする。

かといって、一度に持っていられるモノの数には限りがあります。
あれもこれもと欲張っていては、進むこともままならなくなってしまう。
前述の通りに、本当に持っておく価値があるモノか?も議論の的です。
手をのばす前によく考えて、手をのばした後にもよく考えて。
手を離すのだとしたら、単純に諦めて放り出すのではなく、
しっかりと消化し、昇華できる/できたのかどうかが大切です。



■せいちょう
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サクっと見切り、次へ次へ!と進むことも、時には重要です。
過去に縛られ、幻影に縋り続けるのは不毛なこと。
断ち切ることで開ける視界と世界から、また新たなものを見つければ良い。
それができる程度には、世界は広いものです。

ただ、縁あればこそ手にできたモノだから、
本当に未練なく、前を向いて決別できたのかどうかは、
よく考えて、自分を感じることが大切に思います。

その結果、やっぱりあの時の判断は……となったとて、
それはきっと、そのときより成長したからこそ気づけたこと。
恥じることなく、ちょっと戻ってみるのも悪くないでしょう。
前に進むばかりが成長、進歩でもありませんから。

___
人ならざる吸血鬼とは、人であることを諦めてしまった、弱い存在。
人が人であるために大切な心だけは、
美しく、たくましく、しなやかにあれたらと思います。

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