弐挺拳銃

あーくすっぽいなにか。

ノイジーマイノリティ。

■のいじー
5872237b.png

ノイジーマイノリティ。ノジマ。
直訳すると「やかましい少数派」でありまして、
声を上げている頭数は少ないのに、
やたら声量がデカいから、なんか気になるみたいなアレ。(適当

対義語はサイレント・マジョリティだと思っていたのですが、
ポリティカル・コレクトネス(ポリコレ)らしいのですね。
ポリコレか……ポリコレかー…。
……そのお話はさておきました、ノイジーマイノリティのおはなし。



■多数は正義か
Stuart_Mill_G_F_Watts.jpg

ざっくり表現すると、100人いたとして、90人は現状に満足しているとします。
しかし、残り10人は不満を抱えていて、その声や熱量が大変に高いとします。
すると、反響としては「不満が多数」になったりする。
為政者や統治者はフィードバックを参考にしますから、こうなるとたいへんだ。

真実は90対10なのに、70対30くらいに思えてきたり、
場合によっては、45対55くらいの情勢に見えてしまい、
10のために90が不利益を被る状況が生まれ得ます。

まあ、こういう状況の原因は色々とありますよね。うん。
人間は、自分に害が及ぶまで、声をあげようとしません。
けれど、自分が迫害されている、危機にある!となったら、
そりゃあもう大声で叫びだすわけです。

そして、大抵の人間は褒めるより貶すほうが得意だし、
良い所をみつけるより悪い所を見つけるほうが得意だから、
現状に対する不満というのは、大漁旗あげ放題となります。

でも、そうやって「不満から」次の段階になった際、
満足90:不満足10が、満足50:不満足50ならまだ良いほうで、
ともすれば満足10:不満足90になって二転三転、みたいな泥仕合もありえちゃう。
かといって90が10を蹂躙する多数者の圧政もアレだしー。

……いつも通りの盛大な脱線をするまえに、
個人的な考えですが、消極的な選択のもと行われた決断は、発展に寄与しません。
言い換えると、不満によって変わった未来は、不満こそが最優先の尺度となり、
楽しさや面白さ、ワクワクは二の次の、そりゃぁつまらねぇ世界になるのです。
あたしゃそんなのはごめんだよ。(突然の婆
だから、ただただ不満を言い合うだけは、好ましくない。

じゃあどうすればいいのかというと、
可能な限りの具体的な理由を付記したうえで、
満足しているのなら「満足だ」と、楽しいのなら「楽しい」と、
不満足なら「不満である」と、つまらないなら「楽しめない」と、
それぞれが自分のことばで表明していくしかない。

特に、不満、楽しめないというネガティブな反応の場合は、
極力感情的にならず、理性的で論理的に例示していくしかありません。
これを怠ると、ノイジーになってしまいます。
ヒステリックな人って、うるさいでしょ。

しかし、うまく感情を御し、冷静な不満を伝えることができれば、
現状に満足する人への問題提起になります。
そうなれば、良い着地点が見つかるかもしれない。
……見つからないかもしれないけれど、
見つけようとした行為は、必ずや双方の糧となります。



■声なき声
MartinN.jpg

オンラインゲームにも、声をあげるべき市民(ユーザー)がいて、
市民の声を拾い上げる為政者(開発チーム)がいます。
たとえば、今回のデウスエスカの弱体化。

昨日の記事でも触れたように、あの難易度が楽しかったり、
ああいったクエストを待ち望んでいた人がいたわけです。
しかしながら、総数としては、失敗数が多かったのかもしれない。
楽しい!ちょうどいい!が、10だったのかもしれない。
ゆえに、"声なき声"である、

 「このクエストは難しい」

を拾い上げたのかもしれません。
……ブログやTwitterを嗜むプレイヤーは、人目に触れる関係上、
それなりに装備や腕前を磨く傾向にあると推察します。
ゆえに、発言数や比率としては、弱体反対が目につきます。

けれど、アークスとしての意思表明の場を持たない人のほうが、
もっとずーっと多いわけです。
であれば、ブログやTwitterのほうがマイノリティの可能性。
というより、この調整により、どちらがマイノリティか鮮明になったという。


さあ、私は、あなたは、どのように振る舞いましょうか。


私の好きな(というよりは肝に命じている)言葉、
有名なニーメラーのスピーチをまるっと引用し、この記事の結びとします。

 ナチスが最初共産主義者を攻撃したとき、私は声をあげなかった。
 私は、共産主義者ではなかったから。

 社会民主主義者が牢獄に入れられたとき、私は声をあげなかった。
 私は、社会民主主義ではなかったから。

 彼らが労働組合員たちを攻撃したとき、私は声をあげなかった。
 私は、労働組合員ではなかったから。

 そして、彼らが私を攻撃したとき、
 私のために声をあげる者は、誰一人残っていなかった。


2 Comments

シーエル says..."私もサイレントマジョリティかと思ってましたw"
初コメ失礼します。
ニーメラーのこの言葉は多くの(望むべくはすべての)、
人々が知りその意味の重大性について考えるべきだと思っています。

ナチスの政治的方法論は
そしてその思想にマッチしていたからなのか
当時技術的にもそれが可能になったからなのか、軍事的にも
分断→包囲→各個撃破という手法が多用されました。
そしてナチスは反対派をことごとく無力化し政権の座につき、
一時はヨーロッパを武力で席捲しました。

その手法と概念自体はおそらく古代からあったのでしょうが、
それが為政者にとり都合の良い秩序構築のため、
敵対勢力の破壊や無力化のために恐ろしく有効であることを
大規模に証明してしまいました。
たぶん現代でもその本質的な有効性は変わらないでしょう。

それは為政者が悪かったからとナチスやヒトラーを断罪し、
自分も含めた一般人たちは悪とは無縁
(あるいは自分くらいなら普通だ)と考える心理にある者は、
ニーメラーの言葉の示す状況に直面して初めてその愚かさに気づくでしょう。
再び。

話が少しずれたかも、という所もありますがw、
PSO2の運営は為政者としてユーザーの分断など望んでいるわけはないでしょうw
ビジネスとしても基本マイナスにしかなりませんしw
しかし結果的にユーザーが色々な層に分化していくなか
潜在的に対立する気分が生まれ、肥大化し

「あいつらが良くないタイプのプレイヤー」
「あいつらを、切れ」

という感情を噴き出す(あるいは潜在的に、持つ)人々が増えることに
どう対応していくのか。

一部のユーザー層のみに傾倒し続ける対応をすることはたぶんないでしょうが、
運営の施策とはまた別に、プレイヤーひとりひとりが何を考え
どう振る舞うのか。
ブログ主様の仰る通りだと感じます。

リアルではないゲームの中の社会とは言え(当然リアルでも)
排他的思想に開き直った空気が拡がることは危険です。
現状ではまだ極端な物言いかもしれませんがwしかし

歴史は繰り返す
人間は変わっていない

攻撃が、いつ始まるのか
誰かに
自分に

自分が

…ニーメラーを肝に銘じて行動したいものです。
2017.04.28 02:34 | URL | #- [edit]
松乃雪 says...""
お返事遅くなってごめんのこふー。

◆シーエルさん
仰られている通り、人間が人間である以上、かわらないのでしょうね。
例示されているナチスも、当然ながら礼賛なぞされるべきではありませんが、
異常性と、その異常性は私達ひとり一人にも眠っていることを思えばこそ、
このフレーズは不朽の教訓だと考えます。

ユーザー間の対立による分断というのは、
まさしくエキスパートブロックの実装として表出、および顕在化しました。
そして、現在進行系で分断は進み、対策も重ねられています。
「分断する」との判断を下した以上、双方の管理は等しく重要で、
まさにナチスよろしくの二正面作戦が必至となります。
その道を選んだ以上、うんえいがんばってね、としか言う他ありませんが!

翻って、私にできることはといえば、こうしたブログですとか、
Twitterで「考え方」や「自分はこう思う」を垂れ流すことでしょう。
これは、長いことお世話になったPSO2に対する義理立てみたいなもの、
かもしれませんね!
2017.05.14 08:00 | URL | #- [edit]

Leave a reply






管理者にだけ表示を許可する

Trackbacks

trackbackURL:http://pso2tmg.net/tb.php/1340-39ce7512
該当の記事は見つかりませんでした。