弐挺拳銃

あーくすっぽいなにか。

引退したチムメンに話を聞いてみた。 - 序 -

■前書き
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ひとりのアークスが、自らの物語に幕を下ろしました。
これは、彼女が感じた「いま」のおはなし。

___
PSO2は、基本プレイ無料のゲームです。
ひとくちに「引退」といえど、多様な状況をさします。
単純にログインしていないだけのケースがあれば、
さまざまなものを断ち切り、手離したケースもある。

今回、序破急の三部立てでお送りするのは後者、

 「プレイヤーIDの削除申請」

までおこなった、元アークスのおはなしです。
私は当時、引き止めませんでした。
本人が自らの意思で決め、行動した結果だったから。

でも話を伺うと、戻るための標も捨ててきたというのです。
どうしてなのかを、聞いてみたくなりました。
私の回りで、明確にそう表明した人はいなかったから。

思えば、"まともに"お話をしたのは、この日がはじめてだったかもしれない。
でも、これはこれで、きっと悪いことではなくて。



■序
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「えー、本日はお日柄もよく……」


「はい。」


「……堅苦しいのは抜きにしよか。
 アークスの退役(※引退)、お疲れさん。」


「ありがとうございます。」


「ほんまなら縁(えにし)も薄まんねんけど、
 惑星ハイデリンに定住しはったいうことでね。」


「はい、キャストからアウラになりました!かわいい!」


「アウラちゃんかわいい!」
「……のはさておき。またお話できるのはうれしいなぁて。
 さっそくやけども、色々と聞かせてもらえたらと思います。」


「たいしたことはしゃべれませんよー。」

「かまへんかまへん。
 まず、退役手続きってどんな風やってん?」

「えっと、こちらに持ち込めない装備は売りさばいて……
 お金も持ち込めませんから、お友達にプレゼントしました。
 そのあと、運営局に除隊(※ID削除)の申請をして。
 もうデータは残っていないみたい。」

「復帰や再登録はできひんくなるやん?
 籍だけ残しとく選択とかはなかったん?
 過去の実績もまっさらやろ?」

「そうですね……。
 でも、お部屋の片付けをしているとき、いろいろ考えて。
 もう戻らないって、強い意志があるから。」

「ふふーん。
 戻ってきよったら指差して笑ったるわ!」


「ひどーい!やっぱりゲスーい!」




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「アークスにはどんくらいおったん?」


「えーっと、4年ちょっとかな。」


「4年続けて、いま除隊申請をしよ思たきっかけは?」

「やっぱり、惑星ハイデリン(※FFXIV)の生活が楽しくなったから。
 オラクル以上に魅力を感じるようになったんです。」


「こっちの魅力が上回ったと。」


「あと、アークス上層部の発言に嫌気がさしたりも、ちょっと……」


「あー、キムキムかー。あれはなー。」


「あくまで私はね!私はちょっとがっかりしたの!」

「エステ通いできればなんでもええのかなー?思とったんやけど、
 そういうんでもなかったんね。」


「うんうん、オラクルのエステ技術はすごかった!

「けど、いま思えば、私が求めていたのは、達成感だったのかなぁって。」

「達成感か。
 エオルゼアにはそれがあったん?」

「例えば戦闘ひとつとっても、
 協力している感覚があります。」

「こっちやと、役割が明確やもんね。
 このひとはタンク!うちは回復!あんさんら攻撃!みたいに。」

「最初は戸惑ったし、ミスすれば申し訳なくて、落ち込みもします。
 でもうまくいけば、ちゃんと貢献できた!って思えるんです。」

「困難を乗り越える達成感。
 ギミック等が否定的に言われることもあるけど、
 乗り越えるべきハードルがわかりやすい、ともいえんねんな。」

「それとそれと、ギャザラーがすごく魅力的だったの!
 広い世界でのんびり魚釣りをしたり、果物を探したり!」


「ああ……それはよ~くわかるわ……。」

「……そういうことが、したかったから。
 やりたいことがこちらにあった、という感覚です。」

「生の実感、みたいなトコが肝やったんね。
 エオルゼアのやり方が肌にあっていた……と。」


「あと、アウラはカワイイですし!」


「カワイイヤッター!」


「やったー!」




「……ところで、チーム最初のエオルゼア渡航者、マスターですよね?」


「ぐっ。」


「マスターこそ、なんでエオルゼアに?」


「いや、うちは……まあ、まあええやんか!」


「あっ、こら!逃げないで答えなさい!」


「それはその、な……ん?」


「?」









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「……。」


「……。」



___

突如として現れた謎の男は、いったい誰なのか!!!!!!

待て次回!!!!!!!!!

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