チームという枠組み(長文)

2013/11/03, 11:37

■たのしむこと
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多くのオンラインゲームでは、「クラン」「同盟」「リンクシェル」「ギルド」などなど、
プレイヤー同士で作ることのできるコミュニティが存在します。
それに何を求めるかは人によって異なりますが、全てに共通することは
言うまでもなく、大なり小なり"ご近所付き合い"が発生する点です。
人付き合いではなく、ご近所付き合い。ざっくりと分類すれば、

大→イベントや固定パーティ等
小→会話や挨拶等


あたりでしょうか!この大小の差はチームの方針・カラーによって異なり、
毎週イベントがあるようなチームがあれば、ログインの挨拶すら滅多にしないチームもあります。
前者は文字通り交流が目的なのに対し、後者はそれを余り多くは望まない層が集まります。
「ご近所付き合いは面倒…」や「風来坊で居たい」という方は、チームに所属しないことでしょう。
それら全て、いちプレイヤーの在り方としては正解で、何を求めているかが違うだけなのです。
■大集団ゆえの悩み
過去の武勇伝ではありませんが、数々のオンラインゲーム遍歴のなかで、
数十人規模の集団をまとめる側に立ったことが幾度かあります。
そこで感じたのは、オンラインゲームにおいて「チーム活動」を遂行するためには

・例外なく完璧に一致した共通認識
・度合いに応じた専制政治

のどちらかが必要。
両方できないけど何かしたい!という集団は、そのうち自然崩壊します。(断言
両方あれば理想的とはいえ、前者はちょっと難しい。
後者は1人(あるいは管理側)だけ頑張れば良い為、後者で舵取りをするチームは多いのではと思います。

さて、前者が難しいのはなぜか!(自問自答
オンラインゲームをする際、「ここは妥協・融通できる」という部分が個人レベルで多くとも、
それが集団に属する人間すべての共通項になるか?といえば、可能性は低いわけです。
仮に「今週はチームでまるぐるイベントをやろう!」となったとき、まず時間を決めます。
水曜日の20時とかどうかな。AさんBさんは都合つくから参加ね、オッケー。
あ、Cさんはお仕事で出られない?じゃあCさんの帰宅は…23時か。
ああ、そうすると毎日5時起きのAさんの都合が
…という風に、噛み合わない部分は出てくる。
もし日程の問題をクリアしても、じゃあどこで何やるのーという問題も出てくるし、
誰の都合をどこまで反映するか、何を切り捨てるかの裁定が必要になってきます。
妥協できるもの(周囲にあわせられるもの)を○、譲れないもの(都合の悪いもの)を●として見た際

A ●○○○●○○●○○
B ○●○●●○○○○○
C ○○○●○○○○○●

のような状況になること、少なからずあります。というかほとんどはこうなります。
そういった点を含め、最も明朗なのが専制政治、「管理者が全て決める」ことなのです。
チームへの参加段階で全てを指定できれば、専制を敷かずとも防げる問題ではあります。
「20時からログインできる方」とか「少し遅い時間がメインのチームです」といった具合に。
でも、そのような指定をしないのならば、食い違いの起きた部分は全て、管理側の裁定。
「まったり^^」で許されるのは参加者だけであり、
管理者が「まあ適当に、まったりまったり^^;」で済ませられることはあんまりないワケです。
真実どうでもいい内容の活動(という認識すら個人差がありますが)なら良いのでしょうけども!
自分が楽をしたいなら、まったりなんて濁し言葉を使わず「俺が楽だからこうする」とすべきなんやで。
ゆえに、落としどころを見つけ強引にタッチダウンをブチかます牽引力が、管理者には必要なのです。
それができないのならば、そのような状況を起こさない=個人の都合が絡む活動を一切行わないほうが
全体としては平和に物事が進むのです。それを「退屈」と表現するかもまた個人差ですね!

大昔に参加していたFFXIのHNMLS(廃人チームと思ってください)では
・"参加者"は朝(4~12)or昼(12~20)or夜(20~4)の3交代シフト制(2週間前に予定提出)
・最低で週4出勤、それ以下であったり欠勤でアイテム取得順位が繰り下がる
・チーム幹部は24時間常駐=管理側に回りたければこれを仕事にしろ
・リーダー「俺と意見合わない奴はキックするからねw」

というガチのアレなところでした。(真顔
他にも色々あったのですが、長すぎて忘れました。
当時"リアルでは夜勤"だった私は"FFXIでは昼勤"でしたが、色々と勉強になりましたね…(小声
もっとも、時間でリスポンするものはその時間を管理しておけば翌日の空き時間も分かりますから、
釣り負けた時には「この後予定あるから計測頼むわ!今度埋め合わせする!」と融通もできました。
その代わり、強力なボスが沸いたとなればこちらにお構いなしで電話がかかってきます。
「もしもし、ニーズなんだけど来れない?(朝4時)」という具合に。
「体調悪いって仕事を早退しろ」といわれたことは何度もあります。凄い世界でしたね(小並感

…話が逸れました。
そのような、ルール(入団時に必ず出られる電話番号を知らせる、3交代等)で指定するならば
メンバー個人の都合・チームという集団の都合、その折り合いもつけやすいのです。
個人の都合や主義が入り込む余地を減らすことで、管理者裁定の機会を減らし、管理がしやすくなる。
参加者も、同じ目的・方向を向いたメンバーだけなため安心です。
そのように、前もって前提を理解した上での参加者と、前提に則った活動をするのならば
程度の差こそあれ、参加ルール的なものがしっかりしているほうが良い。



■崩壊への序曲
でも、複雑過ぎるルールは敷居をガッツリ上げるもの。なるべくなら避けたい心理も無視できません。
かといって適当に過ぎれば後々に意見の衝突が起きるのも自明。バランスが難しい。
それらを解決するのが「俺がルールだ」という伝家の宝刀です。何度も出ている専制政治ですね。
まず条件(参加資格)で選抜し、その中から意見(都合)の合わない人を除外していく。
これならば、集団を構成する個人のベクトルは近しいものになっていきます。
上で例に挙げたHNMLSは、その流れの典型ですね。
ただお察しの通り、これは言葉を悪く言えば「独裁」であり、
「気に入らないからキック/入団拒否されたのでは」と取られかねません。
…そのような見栄だけに拘るのならばリーダーなんて無理だとも個人的には思いますが、
他人をキックする、拒否するという行為は憚られるのも、人情です。

ですが、問題に対する決定プロセスを明確にしなかった場合、大変です。
「ログインが少し遅いとイベントに参加すらできないのか…」となれば
Cさんは激萎えへなへな丸になる恐れがあります。
たまたま今回だけ偶然なら「まぁしゃーない」と切り替えられる方がほとんどに思いますが、
何度も続けば「このチームとは合わないな」なんて感情が生まれても仕方ありません。
それを解消する方法まで書くとただでさえ長い記事が更に長くなるので省きますが、

・加入条件が緩い
・人数が多い

ほど、この危険性は加速度的に増していきます。
人が多いほど、都合のバリエーションも増えていきますからネ。
そうなってくると、今度は"管理者"側がしんどくなります。
(Cさんを「時間帯が違うから仕方ないね」と切り捨てられるのなら別ですが)
多くのメンバーと楽しみたい、全体をフォローしたいという気持ちから、参加のハードルを下げたものの
その結果として、柔軟な対応を求められる領分が、どんどんと増えていくのです。
余り参加できないCさんその他の為に、イベントを別口で考える等ですね。
さらにその結果、あの人贔屓にされてるとか影で言われうるせぇエビフライぶつけんぞ。(震え声
…そのような板ばさみに遭う可能性があるのです。(エビフライを頬張りながら

「詳細なルールで定めなかった自身の落ち度だ」と責めることは簡単ですが、
ゲームはなくwis愚痴がメインの活動になるのは、ちょっともったいない。
「チームでいざこざがあったので辞めます…」なんてなれば、
残された側にもわだかまりは残るし、誰も幸せにならないのです。
あなたがしたかったのはゲームプレイですか、中間管理職プレイですか!


そうならないためにも、運営側・リーダーは確固たるフィロソフィー、運営の哲学を持つことが重要。
哲学と表現すると大仰ですが、「みんなでイベント」や「各自で気ままに」のようなことです。
同様に、リーダー以外のメンバーはそれを理解し、納得することが大事。
これらもまた、どちらが欠けても円滑な運営ができなくなる、大切なピースです。



■リーダーというお飾りかつ絶対の存在
「リーダー」というのはただの肩書きであると同時に、責任を負い、最終決定権を持ちます。
上記の哲学を以てチームを動かす存在であり、その歯車のひとつです。
普段はただのメンバーと同じ一個人でも、チームのことについては最も発言力がある存在です。
一見矛盾するこれらの要素ですが、それを成り立たせることが必要。片方だけではアカン。
常日頃から「俺はリーダーだから従え」と言われたらウザいだけですが、
どうする?となった際、「なんでもいいよ、みんなで決めよう^^」となるのは
なんだか民主主義的に見えるものの、自分で面倒を背負いたくない逃げの手といわれても仕方ない。
その結果何かが起きたときに「みんなで決めたんじゃん」と言われたら、何もかも宙ぶらりんです。
(それを飲み込んで、全て自分の判断だと言い切れるのならアリかも知れません。)
上記の「20時からマルぐる」についても、周囲の意見や状況を聞きながら、
「~だけど皆さんどうでしょう」より「総合的に判断して~に決めました」で良いんです!
都合が悪くて参加できない人もいるから、次はその方と遊べる時間に開催しますね、とか
その時間がちょっと遅いようなら、前もってメンバーに伝えておいて参加率向上を図るとか、
そういうフォローも含めて「専制政治」を敷けばええねん。
「リーダー」と呼ばれたいのなら、多少は泥を被らなければなりません。
そこを放棄して、人の上に立った気分になりたい、偉ぶりたいからチームを作る…
というのは、幼稚と言われてもしゃーない。
私が「チームのお茶組み係」を自称するのは、その行動も含めているからなのです。(唐突な自分語り



■そういうお前のチームはどうなんだよ(天の声
偉そうに長々と書いてきた私も、チームリーダーとして活動しています。
チーム概要をご覧頂ければお分かりかと思いますが、「個人」を前面に押し出しています。
それは、

「管理調整がめんどくさいから」


に尽きます。ここまで書いてきたことのちゃぶ台返しなんですがそれは…(困惑

ですが、イベント自体がなければ調整は不要だし、ログイン時間は全て自分のやりたいことに費やせます。
この形態、チーム=所属するメンバーに依存する活動がないわけで、実に手間がかからない。
何か要求があったとしても、上で書いたような「俺がルールだ」が発動しますから、
管理する上での苦労はほぼゼロです。実にありがたい。
それでいて、メンバー10名、ログイン頻度に差こそあれど脱退はゼロです。ありがたいことです。
チームとしての活動はこの1年近くで…あ、一度だけあった!

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ダークファルス戦で「プレミアム切れてるからブロック移動できん!」という人がおりまして
人数もいるし何となく集まって倒すやでーと集まった一回きり。
…それ以外では"チーム弐挺拳銃"として活動したことは何もありません。
そもそも別に毎日ログインする必要もないし、モンハンにハマってる人も多いし、挨拶も適当だし。
「きゅ」とか「グワァラグワカキーン」が挨拶です。意味がわからないですね
会話もするときがあればしないときもあり、まるまる一週間特に会話がなかった直後に
僕の憧れのストライカー」談義に花を咲かせることもあります。バティとビエリがすき。

これらを見て「つまらなさそう」と感じるか「気楽でいいね」と思うかは個人差です。
何をもって成功失敗とするかも人それぞれですが、やはり本来は「自分が楽しいこと」が重要。
「自分」とは私であり、あなたであり、画面の向こうのアークスやポークスであるわけです。
それを為す様々な手法のうち、チーム弐挺拳銃は"それぞれが勝手に遊ぶ"をチョイスしています。
"みんなで一緒に遊ぶ"もとても楽しいのですが、私のようなものぐさにはハードルが高い。
仲間と過ごすことが一番の人がいれば、自分と向き合う時間が一番な人もいるというだけです。
同様に考えるものぐさ連中が集まったのがこのチームというわけですね。(暴言

自分にあったチームを見つけることは、ゲームの楽しさを何倍にも増幅させてくれます。
管理者もリーダーもメンバーも、それを求めてチームを作り、参加するのです。
「楽しむ」という根本だけは、どのような立場・状況におかれても、ゲームとして持ち続けたいですね!
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COMMENT

凄く解ります。
回りの意見も参考にした上で自分の責任で決断するってのが一番楽かつ早い楽な場合も多いんですけどね~。
独善的な印象ってそれほどまでに良くないものなんでしょうか…
個人的にはひねくれた人や自慢厨より悪いイメージは無いんですけどネ。
2013/11/04(月) 08:01:09 |URL|7鯖のガンナー #- [EDIT]
うわああ
楽うんぬんかんぬんが重複してるハズカシイ(/-\*)
コメ汚しすみません。
2013/11/04(月) 08:04:54 |URL|7鯖のガンナー #- [EDIT]
更新お疲れ様です。
打撃音が挨拶なのか・・・(困惑
松乃さんが募集すればもっとチーム入団者が増えそうなものを、一旦打ち切ったのもそういう理由があったからってことなんでしょうか。なんとなくもっと人数がいるイメージがありました!
(関係ないですが夜勤で仕事で”昼勤”でゲームって、いつ寝てたんですか?ナポレオンですか?)
2013/11/04(月) 09:27:29 |URL|アスカ #ogEFJAfc [EDIT]
◆7鯖のガンナーさん
コメントありがとうございます。
重言っぽい気はしますがたぶん大丈夫やし、ええんやで!
私としては、独裁・専制政治はゲームにおいては十分アリだと思います。
もちろん嫌う方もいるのでしょうが、それは個人の好みだからしかたないね。(レ)
ただ、"失政"があったときのツケというかダメージは相応に大きくなるのは確かで、
そのような状況に陥れば投石集中砲火不可避であり、末路としては結構アレです。
とはいえ、それ以前の段階、火種を撒き散らすという点において、
仰るような「ひねくれ・ニヒリズム」「悪性自己中」は組織の疲弊に直結します。
かような鼻つまみ者を防げるか、制御できるか、蹴り出せるかという点をしっかりすれば
そう悪くは転ばないように思います。…専制君主が途轍もない愚か者なら別でしょうけど。
という部分を理解した上で、私たちはそれら過去の過ちを他山の石としなければいけませんね。(自戒
◆アスカさん
コメントありがとうございます。
挨拶なしで誤爆が最初の発言だったりすることもあります。
でも皆さんそんなことはお構いなしで乗り突っ込みをしたり結晶を掘ったりしています。
応募自体はなかなかあり、今も時折「募集してませんか?」という質問も頂くのですが、
「私が新メンバーを欲していない」という理由だけで募集停止中です。
他に募集をしない理由はまったくないので、まさに私の独断です。雪フ・松-リンです。
ゆえに、いつの間にかしれっと追加募集をする可能性も十分あります。
本文中にもありますが、数十分~数時間の空き時間は結構頻繁にありましたので、
断続的に睡眠をとりつつやっていることが多かったです。案外慣れるものです。(震え声
2013/11/04(月) 13:25:19 |URL|松乃雪 #- [EDIT]

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