「ガンナーをモチーフにしたコスチューム」に物申す

2013/11/17, 08:13

■どうかしてるぜ!
yoshidachigai.jpg

これまでに幾度となく、
ACスクラッチの開発がPSO2運営の最優先作業である」と書いてきました。
それが悪であるとはこれっぽっちも思っていませんし、
着せ替え要素がある従量課金のゲームにおいて、これを真っ向否定できる方はいません。

そのACスクラッチに今回追加されたのが、タイトル通りの"ガンナーをモチーフにしたコスチューム"です。
ガンナーメインの私にとっても、まずその"ガンナーにクローズアップ!"な文字面を見て期待したのち、
3秒後の着用イメージを見て一瞬で醒めたのですが、
それでも「軽装なイメージだし、まぁ多少はね?」と寛容な精神でアップデートを迎えたわけです。
私の持つイメージとは噛みあわなかったけど、他の方は噛みあうかもしれないしね、と。


…蓋を開けてみると、酷い。
何が酷いかといえば、アイテム紹介文。おふざけになってらっしゃる。

外見は個人の好みですから、どうでもいいんです。今回の問題はそこではない。
「ステータスをセックスアピールに全振りの下品な布切れ」と断じることもできましょうが、
それはあくまでも一面的な見方であり、他のスタンスを否定できるものではありません。
キャンディークラウンのマイナーチェンジな手抜き品にしか見えないのもまた、ひとつの感想です。
「それでもええんや!」と色々垂れ流しながら仰る層も多いがゆえに追加されるわけですしね!
そのような方達を指差し、下品だ!と言うのはマナー違反であることは深く理解しています。
そのような方達を相手に、私も商売をしているわけですし。(ゲス顔
ですので、ぜひ思う存分満喫して頂きたい。そこは懸念することなく、大手を振って堪能して頂きたい。


話を戻します。


PSO2は日本語がヒドい」というのは、現在に至るまで散々言われています。
(あんまり紹介したくはなかったですが、参考→ウノリッシュまとめ)
私自身も双機銃カタログを作るときなどに色々思うところはありました。
アンケートではことあるごとに「日本語をまともに使ってください!」と書いてきました。
それをブログ上ではひた隠し、まぁ多少はね?と流してはきたものの、さすがに今回のはちょっとね。
「ガンナー」と銘打っておいてこのレベルはね。手袋を投げつけられた感ありますから。
テキスト担当の人間は中学校に入学してきたほうが良いと思うよ。(過激発言
決められた文字数のうちで特色を出さなければならないのはわかりますが、嘘を書くのはアカン。


続き以下は、それについて書いていきます!
■要所ってどこですか
男性用の「エニグマレベリオン」も明細発行迷彩発光って何?ですが、
それはまだ「ARKSの独自技術である」とかの苦しい言い訳ができます。
まさか光学迷彩と間違えたなんてワケありませんものね!SEGA様がそんなミスをするわけがね!

男性用コスチュームについては私が浅学であったと結論付けまして、次は問題の女性用コスチュームです。



2013-11-16-001.png

着用図はドアップ撮影したSSを公開されている所が数多ありますので割愛します。
↑の説明文をご覧ください。


「機動性と防御性能を両立させた戦闘服。」←なるほど
「肌着にも近い軽装に見えるが」←たしかに
「その実要所の防護機能は申し分がない。」←??ww?w?www?ww



"要所"とは、重要な地点・部分のことを意味する日本語です。
では、この説明文で使われる"要所"とは、いったい何を、どのようなものをさすか?
一行目に"戦闘服"とあります。肌着でも普段着でもなく、戦闘服。
きったはったの状況、戦いに用いることを想定した衣服を、戦闘服といいます。

その"戦闘服の要所"といえば、防御力(及びそれに貢献する性能)です。
先制攻撃先手必勝!の運用思想であれば攻撃力に置き換えることはできますが、そのような記述はなし。
また、ゼルシウスのような特定の利用方法(隠密行動)に特化した性質でもなければ、
フィーリングローブのようなフォトンとの親和性を高める等の特性があるわけでもありません。
本当はそういう設定あるけど書かなかった!というのは言い訳になりません。
後述しますが、嘘を書くスペースがあったんですから。それを削って入れればいいだけです。


このクレイジーキトゥン、要所の防護機能を特筆しています。
この見た目にしては…ではなく、申し分ないという表現をされるほど。
つまり、こんな外見やけど防御性能むっちゃええねんで!というのです。





…ここで、簡単にお勉強です。

人間には動脈というものがあります。ご存知ですよね、静脈と動脈。
動脈を傷つけられれば、致命傷となりえます。ARKSとよばれる彼ら彼女らも恐らく同様なはずです。
そんな大事な動脈ですが、人体構造上、どうしても皮下の浅いところを通るエリアがあります。
いうなればそこが「弱点」であり、「守るべき場所」であり、
相手…エネミーからすれば「狙うべき部位」なわけです。
私達がヘッドショトやダーカーの赤いコアを狙うように、彼らも私達の動脈を狙っています。
そしてもちろん、末端の細い動脈より、太い動脈のほうがダメージは大きい。
それだけ狙われやすく、特に気をつけなければならない部分は以下の三つ。
(頭と顔面という急所は、PSO2のコスチュームがカバーする領分ではないため除外。)


・頚動脈…首。
ヤバイのは言うまでもありません。動脈以外にも気道(気管)、頚椎などなど。
ダメージを受ければ一発でさようならといっていい、最重要部位です。
・大腿動脈…太ももの内側。
大腿動脈は、全体重を支える部位にある血管だけに、血流量が非常に多いです。
また、心臓より下であることから、重力や圧力による出血多量化も起きやすい。
それを防ぐには、やられた!となったらタンマをかけて寝転がって足を上げて圧迫止血。
なんのコントやねん。
・腋窩(えきか)動脈…脇の下(肩)。
血流量は頚動脈・大腿動脈ほどではないのですが、止血が非常に困難です。
一番目の肋骨あるいは鎖骨を圧迫することで多少は抑えられますが、心臓に近く自力では難しい。
唯一の救いは、戦闘で武器を取り扱う関係上、腕の緊急避難はしやすいことでしょうか。


我々ARKSを打倒せんとするエネミーは、これらの弱点を狙ってくるのです。
首、脇、大腿。最低でもそれらを守ることができなければ、申し分ないなどとは口が裂けても言えません。
上3つを守れてはじめて、防護性能としては及第点なのです。必須条項なのです。



Crazy-Kitten-Art.jpg
(c)SEGA




…かろうじて肩だけですねぇ…。


脚部横のパーツが何だか安心な雰囲気を醸しています。僕仕事してますアピールです。
実際、外側からの攻撃には有効でしょうが、果たして本当にこれで申し分ないのか。
後方はまだしも、正面からの攻撃でアウトなんとちゃうか。
キミの仕事量は申し分ないという評価相応なんか。どうなんや。



■何が不満なんだい
今回私が噛み付いた部分をまとめると以下。

1.紙防備の癖に申し分ないとか言っちゃう節穴・いい加減な設定
2.「肌着にも近い軽装に見えるが」→「肌着に近い軽装にも見えるが」のほうがいいよ(上から目線
3.せっかくモチーフにするんならもっとうまくやりなよ(更に上から目線


1は上で書いてきたことです。
急所に硬質素材はおろか布すらない癖して、いったい何が申し分ないのか。露出がか。
仮に「ふぉとんぱわー()に反応して障壁が」「あの横のパーツがバリアを同時展開」等ならば、
それこそ「こう見えて防護性能は申し分ない(ドヤァ」などと書かずに、説明しろという話です。
2もあわせて改造するならば、

機動性と防御性能を両立させた戦闘服。
肌着に近い軽装にも見えるが、脚部の
反応式障壁で高い防護性能を誇る。


…こんなんでええやん。確かに軽装にみえるけど、あの横のパーツがカバーしてんのやな、と。
適当に書きましたが、こちらのほうがよっぽど筋が通ります。(自画自賛
あるいは「弾幕による攻撃を重視したコスチューム」として売り出すならまだわかりました。
それならば、軽装(自らの挙動を邪魔しない格好)の意図も理解できます。
下手に"申し分ない防御力"なんてファクターを入れるもんだからアカンねん。

機動性と攻撃性能を両立させた戦闘服。
肌着に近い軽装にも見えるが、身軽さを
活かした流れるような連撃を可能にする。


とか。
3については、実際のガンナーは、そこまでガチガチの防御力を求めるシーンはありませんよね。
スタイリッシュロールという強力な手札を持つのですから、そこを突くのも手だった。
「回避性能を最大限に生かす空気力学的特性」をフューチャーするとか。
2とあわせて紹介文を改造すれば

機動性と防御性能を両立させた戦闘服。
肌着に近い軽装にも見えるが、それ故に
華麗な回避行動を高質化させる。


とかでどうや。ええやろ。好きそうな熟語も使っておいたで。(自画自賛
外見にそぐわないトンデモ性能を無理に推さなくてよかったんです。
自分を大きく見せようとしないでいいんです。
ありのままの布切れでいればいいんです。



■比較する
最後に、私の愛用するバリスティックコートと比べてみましょう。
コンセプトアートと紹介文は以下。

Ballistic-Coat.jpg

戦闘用の服装ながら、エレガントな
たたずまいを残した画期的な服装。
戦場に舞うその姿はまさに優雅。



…こーいうのでええねん。
無駄に性能設定をせず、どうよ!優雅やろ!みたいなノリで留めておけばいいんです。
あとのことはこっちで適当に補完するんです。

仮にこの軽装加減で「防御はばっちり!」と言えば、首元以外布やんと突っ込まれます。
しかし、そういった部分に触れないことで、防御性能より動きやすさを優先したのかなーとか、
生死をかける戦場に赴くからこそ着飾りたい気持ちからなのかなーとか、酌むことができます。
そのような余地もなく、申し分ない防護性能を誇るゥゥゥと言われても困るわけです。



■まとめ
・おこなの?→おこじゃないけどガッカリだよ!
・でもこんな長い文章って?→針小棒大は得意だよ!
・他にもたくさんあるのになんでコレにだけ?→ガンナーのコスって明記してあったからだよ!
・何が言いたかったの?→性能や特性に言及したいなら、相応の裏付けをして頂きたい!



冒頭にも書きましたが、こんな衣装ありえへん!はしたない!という意味の記事ではありません。
あくまでも、紹介文の日本語と実際の外観に凄まじい乖離があるのを突っ込んだ記事です。
これ以外にも誤用勘違いのオンパレードなPSO2。
通りがかった船となぁなぁに済ませるのではなく、もう少しマトモな方向に向かって頂きたいものです。

…ボイスありストーリーで言葉の誤用があるとすんごい気になるんですよね。
ゲーム開始から数分で「ダーカーへの戒厳令」とか言われて以降、もうムービー覚えてないくらい。
言葉の持つ力は大きく、それに声まで乗るのですから、ほんと慎重にお願いします。
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COMMENT

とりあえずエニグマレベリオンは買いました。コスはともかくマスク超たけえ。
おはこんばんちは、ぷりにぃです。
自分がよく着用しているクローズクォーターの説明文はこんな感じ↓
「アークス用戦闘服。ハンタークラスの初期支給品で動きやすさを重視した軽装の服となっている。」
なるほど確かに、余分な装飾どころか布のヒラヒラすら持たないこのコスは恐らく大半の行動を阻害しないでしょう。
たったそれだけの説明文ですが、裏を返せば「それだけでいい」んですよね。
話は戻ってクレイジーキトゥン。
「要所の防護」ってギャグのつもりですかね…
本当に「申し分ない」レベルの防護を提供すると言うのならいっそバスク・レプカ並みに全身を包んでしまって貰いたい。
この外見ではパッと見ただけでも首、太腿、下手したら空いた背中から心臓すら貫かれます。範囲が広いシル・ディーニアンのような「斬る」攻撃ならまだしも、ダガンの爪やエル・アーダの針など「突く」攻撃には打つ手無しに見えますね。
日本人が作っている以上はせめて人並み程度の日本語を使って書いて欲しいものです。
「強さ・見た目・設定」の3本柱の中で(強さが無いコスは2本柱)設定の柱が折れたら見た目しか残らんやん、と…
2013/11/17(日) 11:04:44 |URL|ぷりにぃ #rzVhfMJo [EDIT]
残念だが『国産』のゲームだからと言って全体が全て日本人の手による物では無い。
つまり、文章考えてる奴らが日本人じゃない可能性の方が高い…とも言える(宇野氏は別だが)。
うちのメインがサービス開始から1年くらい使ってたエクエスティオーの説明文は↓
『アークス用戦闘服。女性らしさを残し、それでいて動きやすさを阻害せず戦いやすい服となっている』
見た目通りの説明文。何気に肌の露出0である。
だが、このゲームは全体的にフォトンで解決されている事が多い。
クレイジーキトゥンのような服装は『露出が多い=フォトンへの感応性が高い』と取れるので、
そういった意味では『フォトン感応性を高くすることで要所の防御を上げている』という無茶なこじつけが可能だ。
2013/11/17(日) 11:32:49 |URL|名無乃権兵衛 #- [EDIT]
キトゥンの説明文を初めて読んだとき、要所っていうのは股&太腿のことなんじゃないかな、と解釈していました(この場合の『要所』が正しい意味で使われているかは除く)。
そう考えてみればTMG持って通常攻撃すると腰がグイッと曲がって、あのハニカム模様の部分が正面を向くことになるので
結果的に意味のある配置だったのではないか? などと考えてしまいます。
似たように今回のキャス子パーツも脛からハニカム模様の部分が伸びて、攻撃すると脚をカバーしてくれる感じなので
デザイナーさんは戦闘時のことも配慮してこんな形にした……のか……?
それにしてもあのパンツはやりすぎね。露出が多けりゃいいってもんじゃないと思います……
2013/11/17(日) 17:28:06 |URL|名無乃権兵衛 #VYVKtf5c [EDIT]
こんばんは、相変わらず面白い着眼点ですね(笑)
このコスチュームの指す要所とは、アークスにおける要所ではなく、女における要所を守るもの。いわゆるあの物議を醸すパンツなのだろう。。って自己解決してました(笑)
とはいえあまりにもあれな説明文ですよね?
2013/11/17(日) 18:04:29 |URL|6コメ目改め6鯖ガンナー #- [EDIT]
【´ω`】こんにちは。
今回のスクラッチはキャス男さん以外は琴線に触れなかったのでパスしましたが、なるほど、特定行動をとった時にコスチューム(パーツ)からエフェクトが発生(ON/OFF可能)とか面白そうですね。武器出したらバリアエフェクトが発生とか。
2013/11/18(月) 08:57:56 |URL|ウズメ #- [EDIT]
◆ぷりにぃさん
コメントありがとうございます。
コンセプトアートの存在がありながら、その時点で摺り合わせが出来ていないのか、
行っていたとしたらなぜこんな頓珍漢なものが出来上がるのか、そもそもしていないのかは不明ですが
ともあれ現実として「日本語おかしい」ことに変わりないわけで、どうにかして欲しいですよネ。
◆ななし壱号さん
コメントありがとうございます。
仰られているような外注に拠る諸問題は門外漢ながらそれなりに見聞きしてはきましたが、
外注というものはほぼ全てのケースで"(金銭/工程的)コストカット"のために行われるものです。
そう考えると、仰られているような"日本語を母国語としない人物"が
「日本語で伝えるテキストの母体」を書いたとして、それを日本語に戻す工程が発生しますし、
そうではなく、いわゆるカタコトの在日外国人にやらせたところで、日本国内の雇用であれば
金銭的なコストダウン効果も薄く品質面で…とどうでもいい部分はおいておいて、
作っているのが日本人だろうが中国人だろうがシリア人だろうが、
「日本語がおかしい」ことの免罪符にはなりませんしね。おかしいものはおかしいんです。
そもそも設定がおかしいのであって、フォトンの感応性とかいう類はその最たるものです。
露出が多ければ感応性があがるなら裸で戦えという話で、「いや少しは布が…」というのは
それこそ"説いて明かせ"というわけです。
そこを放棄して、ライターが語りたいところだけ語り、
面倒なところは「お前ら適当に想像しとけよ」という姿勢が気に食わない、というお話でした。
エクエスティオーの説明文もそうですが、その程度の記述でいいんですよね。
下手に解説しようとして自爆するものだから始末に負えないのです。
◆ななし弐号さん
コメントありがとうございます。
単語だけ、一部分だけ切り取ってみれば、要所を守る性能は「ある」といえないこともありません。
こういった批判的な記事を書くにあたり、わざわざ1着購入してクエストをこなしてきたため、
仰られるように、攻撃態勢ではそれなりに機能している感は確かにありました。
…しかし、それだけをもって「申し分ない」なんて評価はおかしいやろ、というワケです。
必要最低限とか、軽装ながら…という表現ならば納得もできましたが、申し分なくはないな!と。
だって、どうしたって正面が隠れないし、エネミーが常に正面にしかいないとは限らないし。
そもそも首と胸ガラあきだし。
100点満点で95点以上が「申し分ない」として、60点で「申し分ない」と言う感覚に思えたのです。
…本当に些細なことですけどね!
◆6コメ目改め6鯖ガンナーさん
コメントありがとうございます。
こんな説明しかできないのならば、いっそ説明文を削除して情報量を減らせばいいのです。
カラーチェンジ可かどうか、着用できる種族は、だけにすればいいのです。
通信の負荷が減って運営歓喜、不自由な日本語に苛立つこともなくなり私歓喜で一挙両得。
しかし、あのローライズで「要所を守った」というのはちょっと防衛ライン低すぎはしませんかね…?(歓喜
◆ウズメさん
コメントありがとうございます。
そういった特徴づけがあるとナウいゲームっぽいですよね。
銃剣では大きなギミックがあるものも出てきましたし、複数武器種に跨る迷彩も出るようですから
コスチュームにもそのようなカタチがあると楽しそうです。
2013/11/19(火) 09:48:39 |URL|松乃雪 #- [EDIT]

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