内から滲み出る個性、という名の中の人を味わう。

2014/02/13, 09:00

■キャラクターの根幹部分
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PSO2を起動し、コンテンツにログインし、シップを選択するとキャラクターが表示されます。
多種彩々の個性をもった(付与された)キャラクターたち。それぞれの特徴はバラバラではありますが、
彼ら彼女らの大元となる「個性」は、例えば私であったり、あなたであったり。
「中の人」の領分を抜け出すことはできないのです。
…頑張ればできはしますが、それは多くの場合操縦不能に至ります。
というわけで、姿かたちを似せることはできても、中身はどうしたって違ってしまうのです。
育ってきた環境が違うから、夏がダメだったりセロリが好きだったりするのです。
元々特別なオンリーワンなのです。


---
バックボーンが違うのだから、そこから滲み出るものも違ってきます。
キャラクターの奥底から薫り立つような、個性や思考というものが見えたとき、
…幻滅することになるか、納得に至るかはケースバイケースです。
表面的なお話ですが、語尾が「~ですぅ><」の人が、何かあると「おいふざけんなよ」みたいな。
いやいややり遂げようぜ!という感情と共に、真実の姿を見られた喜びもあります。
それを受けて、"腹黒ぶりっこロールプレイ"と脳内補完するもよし、"ネカマ"と断じるもよし。
あるいは、NPCキャラクターのロールプレイでも、人によってセリフのチョイスが異なったりします。
というのもまた、中の人による個性だとか、解釈の違い等によるものですよね。

いずれにせよ、なんだかんだで「中の人」はキャラクターとは切り離せないもの。
というわけで、本日は中の人についての記述が多めになっております。
■自分語り
かくいう私はどういう考えなのかを、先に例示してみます。という体を装った自分語り。

まず、オンラインゲームという代物は、一つの映画や作品のようなものと考えています。
ジャンルを指定するならば群像劇でしょうか!
つまり、オンラインゲームをプレイするというのは、その作品に出演するということ。

では、演者の一人として考えたとき、どんな役回りを演じたいか。
…主役は荷が重過ぎます。そんなバイタリティもメンタリティもありません。
最後の最後までパーティを支え続けるなんて、私のパーソナリティでは勤まらない。
適当ゲス人間ですから。もっと相応しい人はたくさんいます。
かといって町人Aは味気なさ過ぎます。

というわけで、私は助演が良いです。特に、

「物語の中盤~終盤くらいで死ぬような役回り」

がやりたい。
序盤で早々にフェードアウトは物足りないし、少しは物語に噛みたいけど、最後まではめんどう。
そんなワガママなポジションがやりたい。

FF5でいえばガラフは良いですね!最終戦前にちょろっと出てくるあたりもポイント高いです。
エースコンバット5であればチョッパー
その後の上陸戦支援やラストミッションにおける無線で名前の出るシーン等は、とても良い。
間違ってもブレイズ(主人公)やナガセ(ヒロイン)ではありません。

彼らは具体的にどのような役回りかといえば、

・序盤~中盤の彩り(分かりやすいキャラが立っているから)。
・ちょっと頑張ってみたりする(意外なところをみせちゃう)。
・それで活躍したりする(一躍メインストーリーに絡むような雰囲気を醸しだす)。
・でも最終的には散華(キャパシティが足りないとか、展開上の都合とか)。


みたいな。
「ちゃらんぽらんやったけどホンマは実力あるんやん!」と持て囃されそうになった頃合で、
まるでその評価から逃げるように退場。
散華、という表現をするあたり、ある種の破滅願望に近いものがあるのかもしれません。(他人事
ガラフ爺ちゃんは散華という年齢やないけどええねんええねん。

どうしても身を引きたいわけではないのですが、インパクトあるじゃないですか。
死して花実が咲くことはありませんし、現実では死に物狂いで生きているからこそ、
ゲームの中でくらい、自分なりのヒロイックさに殉じたいじゃないですか。
ヒロイックさが助演というのが、スケール小さいのか身の程を弁えているのかはわかりません。


■サミュエル
sjackson.jpg

記事トップにある「ディープ・ブルー」という映画。
アニマルパニック映画で、ジョーズへのリスペクトを持ちつつ、評価も高い名作in私です。
この映画を観たのは、サッカー部でいったバス遠征の車内でした。
なんだかんだいって楽しんじゃう私、この映画もそれなりに楽しんで観ていました。
特にこのサミュエル・L・ジャクソン演じるラッセル・フランクリンという男に惹かれました。
頭脳明晰かつ瞋目張胆であり、パニックに陥りそうになる一行を宥める存在となっていました。
このときは純粋に「かっこええなぁ」という感情だったのです。

物語も後半に差し掛かったとき、彼が滔々と語り始めます。
…水辺を背に。
サメが襲ってくる映画で、ちょーどいい感じにぽっかり開いた水辺を背に。
(あかんでおっさん、そこベストポジションやん)
と思いつつ目が離せません。


「ヤツらは優れた知能を持ってしまった!つまりこれから我々がすべきことはザパーン。



景気よく喰われました。
案の定です。



もうね、大爆笑でした。
大草原どころじゃなかった。サハラが緑一面になる勢い。
車内の純真無垢なサッカー少年たちの反応は「ぅおぉ!」とか「びびったー!」なのに、
私は「wwwwwwwwおっさんwwwwwwwww最高やwwwwwwwwww」でした。
それほどに笑撃衝撃的であり、今までのイケメンっぷりが嘘のような幕切れに度肝を抜かれました。
ディープブルー」と囁かれるだけで笑うようになったほどに。遠征中は試合中にも言われました。
トーナメントで決勝戦まで勝ちあがり、これに勝てば地元に戻ってコーチの自腹で焼肉だ!
という勝負の一戦でも、隙あらばブッ込んで来る。
「コーナーは俺とヤマのどっちが前でる?ディープブルー?」と聞いてきたり。にやけてファンブルしかけた。
そんな決勝戦は延長0-0でPK戦になり、後攻が私たちのチームになりました。
そこそこ大きなスタンドもあり、別チームの選手たちも見ています。熱い展開ですね!
私は1本目を止められなかったのですが、続く後輩が落ち着いて決めた後、トコトコと寄ってきたのです。
何だろう、しっかりやれよ的な激励かな、こいついつも大人しいのに肝据わってんな、と思っていたら







「あの、○○さん(キャプテン)が、ディープブルーって…。」



---
たぶん私がニヤニヤしていたからでしょうか、続く2本はイージーに止めました。
ですが、これを決めれば勝ち!というところで、コーナーでのポジショニングを聞いてきた奴宇宙開発
次を私が止めて終わらせ…ることはできず、それでもこれで決めれば!の5人目はキャプテン



PE_PK.jpg

副審(画像上の所に立つ審判)にブチ当てました。
ふつうそんな方向蹴れへんでどんだけ力んどんねんっていうか地面えぐれとるな?


これまた大爆笑ですよ。
…表立って笑いはしませんでしたけど、もうコメカミがピクピクするレベルで抱腹絶倒です。
そんなコンディションでまともにPKなんか出来るわけがなく、無事負けました。
前述のドアホ2名は試合後にバリカンの刑に処されていました。



---
凄くどうでもいい話が続きましたが、昔話は楽しいものですからね。(必死の弁明
つまり、それほどまでの衝撃でもって、

「序盤から中盤で花火のように活躍し、消えていくキャラクター」

というものが私の脳裏へ強烈にインプットされたのです。
決して主役ではないし、振り返ってみれば影響の小さな出来事になったとしても、
その潔さや、稀有な立ち位置に魅了されてしまったのです。
…もっとも、あそこまでコミカルに過ぎる最期はちょっとイヤですけど。
少しだけ補正をかけて、ちょっとカッコイイ感じに着色したあたりが心地よく、満足できます。
ガラフやチョッパーがそれというわけですね。


■PSO2において
というわけで、オラクルにおける私の分身である松乃雪も、その流れを汲んでいます。

・序盤~中盤の彩り(分かりやすいキャラが立っているから)。
  →関西弁のうるさい姉ちゃんという至極明瞭な設定。
・ちょっと頑張ってみたりする(意外なところをみせちゃう)。
  →"浪花節"を発揮したり。
・それで活躍したりする(一躍メインストーリーに絡むような雰囲気を醸しだす)。
  →トリガーハッピーという戦闘力補正。
・でも最終的には散華(キャパシティが足りないとか、展開上の都合とか)。
  →シリアスだの重厚だのは似合わないので退場。

要素としてはバッチリです。(満足げ
そして中の人同様に若干捻くれていますから、

「しもた!たいせつなしゃしんをおっことしてもうた!(大嘘
 急いで拾ってくるさかい先いっといてや!すぐ追いかけるし!」

といって主人公たちの時間稼ぎをするとか、そういうタイプでありたい。
PSO2のEp.1のゼノさんのようなあからさまな「俺に任せろ!」ではなく、
なんかあっち気になるからいってくる」という軽い流れからふらっと退場したい。
後々で主人公グループがその真意に気付いて覚醒する等なら最高ですが、そこまでは望みません。
そもそも、これを成し遂げるするにはそれなりの能力が必要です。でなければ、ただの無駄死です。
言うなれば、レベルや装備・プレイヤースキルを磨く理由は、
その時のために向けた自己研鑽だ、ということもできそうです。

最期のシチュエーションは様々な想定が出来ますが、瞬間の画としては
トレードマークのテンガロンハットが舞い上げられるようなカットが良いですね。(満面の笑み



■まとまらないまとめ
ゲームというものは基本的に「みんなが主人公になれる設計」がなされているものです。
熱血であったり冷血であったり、一匹狼から頭領まで、様々なタイプが存在します。
それらを許容できるよう作られているのがゲームであり、その主人公全員にストーリーがあります。

「主人公像」を投影するもよし、そこを踏まえたうえで別のアングルをもつもよし、
そんなの関係ねえ!うちの子が一番なんだ!もよしです。
PSO2、オンラインゲームの楽しみ方の一つとして、
そのキャラクターのバックボーンをちょっと探ってみるのも面白いのではと思います。
中の人なんていないんですけどね。
いないんですけど、キャラクターのお父さんとかお母さんはいるわけですからね。(唐突な理想論

ちなみに、チームメンバーに「私ってどんなキャラクターに見えますか」と無茶振りしたところ、


・戦隊モノで最後に仲間になる元・強敵
・将軍
・悪の組織の首領


というお答えを頂きました。
…一番上は「敵にすると手ごわいが、味方にすると頼りない」感が出てしっくりきますが、
将軍と首領はちょっとイメージが素敵すぎる。
これからは、もう少し小物臭を漂わせる方向でいきたいと思います。
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COMMENT

松之雪さんが関西弁というのもあってすぐにフィードされたのが
烈火の炎のジョーカーでした(笑)
最初は強敵で途中からこちらにつき、
物語後半の強敵と闘う最中敵もろとも道連れに滅ぶ・・・。
それしなきゃ皆ダメってことはないんだろうけど、
こちらも複数にしても相手も複数な上一人で相手全員をですからねー。
読んだのは小学生高学年の頃でしたが、
あいつの強さは未だすぐに思い出せます!
2014/02/13(木) 11:04:01 |URL|8鯖アークス華燕 #- [EDIT]
セロリは山崎まさよしやで
2014/02/13(木) 17:40:35 |URL|名無乃権兵衛 #- [EDIT]
ドラゴンボールで言えばZスタート?フリーザ編までの天津飯的なポジションなのだろうか、、、?うむ、わからん。
2014/02/13(木) 21:14:02 |URL|名無乃権兵衛 #- [EDIT]
さらば宇宙戦艦ヤマトの斎藤始が理想
仁王立ちで二挺マシンガンがカッコ良すぎました
ああおっさんやおっさんや
2014/02/14(金) 01:00:16 |URL|赤デブレイマー #mQop/nM. [EDIT]
ポジション的にはドラゴンボールのヤムチャみたいなのが一番いいのかなと最近思うようになりましたね
2014/02/14(金) 03:49:54 |URL|HuTe #- [EDIT]
これはまた興味深い内容。
「自分の中での自分の設定」はまさに演技、まさにロールプレイ、PSO2という"RPG"においても自分を保つにあたり重要な要素。
自分の中の脳内設定?としては
「あまり目立たないけど、そこに確実に存在し、いつも隅っこにいるヤツ。かと言って全体から100%忘れられるほど影が薄いわけでもない。物語だったらとりあえず固有名付きで登場する名脇役」
DQ3で言うところのアリアハン南東にあるルザミの島、TRPGならサブマスターとしてGMの補助に当たるような「日の当たらない」ポジションが大好きです。
これは「主役級になると有事の際に真っ先に矢面に立たされるから怖い。その点脇役だと安心」という自分のワガママから生まれた設定。
そんな自分との比較も踏まえた上でまたぽつぽつとコメント続けていきます。
ああ、松乃雪さんってサッカー部だったんですn…本題はそこじゃないね。
自分が当時の松乃雪さんと一緒にディープブルーを見ていたら何か変な影響(意味深)を受けて似た道を歩んでいたかもしれないです。創作物というものが人間に与える影響は、時として凄まじい物がありますので。
ただ、どうやって副審にボールをヒットさせられたのかは非常に気になります。
その方向だったら普通右脚で蹴って左側にボール飛ぶよね?(´・ω・`)
さて、自分の中での松乃雪さんのキャラクターを羅列すると↓
・超ド級のクールなねーちゃん。ただし関西弁で拍子抜け。
・割と一匹狼。あまり徒党を組むイメージは無い。
・「自分」と「外野」の線引が非常にハッキリしていてブレがない。
・ヤスミを侮辱すると殺される。
さあ、この中に松乃雪さんご本人と一致するものがどれだけあるのか。
小者を自称する割に結構影が濃い位置に立っていると思います。だって小者だったらこんなにブログ伸びないっしょ(適当)
2014/02/15(土) 01:44:54 |URL|ぷりにぃ #rzVhfMJo [EDIT]
コメントありがとうございます。少しお返事をサボっていました。(ダメ人間
◆8鯖アークス華燕さん
烈火の炎は、すぐに女の子が裸にされる漫画だった記憶があります。(偏りまくり
晩御飯時になんだか攻撃を受けたっぽい衝撃で服が飛び散った拍子にご飯も飛び散りました。
ただ強い、かっこいいだけではない要素が好きな私です。
◆ななし壱号さん
はずかC。スガシカオは夜空ノムコウでしたね!
…スガシカオは夜空の向こうって書くとなんだか不謹慎な表現にとれそうですが(焦
ご指摘ありがとうございました。
◆ななし弐号さん
ドラゴンボールはいつか読もうと思って、いまだまともに読めていません。
HxHやジョジョあたりも含めた、王道バトル漫画はほとんど見てない気がする…!
その割にヘルシングだのブラックラグーンだのといった類は読破する偏りっぷりです。
◆赤デブレイマーさん
歳がバレますよ!(ブーメラン
マシンガンを撃ってだけならキムタク映画だと言い張れたのですが、
よく拝見したら「さらば」のほうと明記してあり無事私も死亡。
笑って死地に向かうようなキャラクター、良いですよね。
そのような度量と器量を身に着けたいものです。
◆HuTeさん
ヤムチャとチャオズは名前からして扱いがアレなことを予想できるキャラクターですが、
私の数少ないDB知識では結構プラスの印象があります。(ちょっとwikiで調べたら良い感じでした。)
主人公以外に味があると面白いですよね。そんな存在になってみたいものです。
◆ぷりにぃさん
副審は私の目の前にいたのですが、太ももに鋭いシュートを喰らっていました。
地蹴ってアウトフロントに引っかかり、鋭いスライスをしたようです。
ときどき高田順次の画像を使っているように、あんな感じが良いですね。
「喋らなければかっこいい/綺麗なのに」という人はとても好感度が高いです。
挙げられているような評価に加えて、そのあたりも目指したいところですが、
喋らないでいてもかっこよくないのがいかんともしがたいところです。
2014/02/16(日) 12:54:09 |URL|松乃雪 #- [EDIT]

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