ブラックジャックってなんぞや?

2015/02/14, 09:00

■BJ
recm3.jpg

先日実装されました、新たなカジノゲーム「ブラックニャック」。
…実装翌日にガサ入れを喰らっていますけども(白目
ともあれ、名前から類推できるように、ブラックジャック的なゲームです。
個人的にブラックジャックは好みでして、お遊びでもよくやったものです。

色々と差異はあるとはいえ、折角の実装ですから、
そもそもブラックジャックってなんぞや、について書いてみます。
といっても、そんなに造詣深くないので!
「ふーんそーなんだー」くらいでお願いしますね!
■Rekishi
napolicard.jpg
※世界遊戯博物館様より

まず、ブラックジャック成立の経緯。
の前に、日本で「トランプ」と言われるものについて。
海外では単純に「カード」と呼ばれることが多いのですが、なぜトランプと言われるのか。
諸説ありますが、「ホイスト」と呼ばれるゲームでの掛け声と言われています。
ウノ!みたいな。


南蛮人A「ホニャララペラペラ」
南蛮人B「ホンニャホンニャ」
日本人「……?」
南蛮人A「ペラペーランランララン」
南蛮人B「ランラン…トランプ!
日本人「!」
 
みたいな。

___
そしてこれまた(先日の勾玉のように)記憶を引っ張り出して検索で掘り起こしつつのため、
正確である保証はありませんが、トランプは中国や中東、インド辺りが発祥とされます。
タロットが起源と以前聞いた記憶があったのですが、今ググったらどうも否定されつつあるとか。
ともあれ、欧州以外で発生したことは確かなようです。
そこから14世紀ごろになって欧州各国に伝来、様々なゲームが作られていきます。

で、全部をご紹介するのも長ったらしいので、BJのご先祖様だけご紹介。
フランスで生まれた"Vingt-et-un"(ヴァンテアン)というカードゲームです。
17~18世紀に確立された遊び方で、ヴァンテ・アンはフランス語で「21」。
そのまんま「手札で21を目指す」もの…だったはず。

===
ちょっと脱線しますが、トランプといえば日本人は52枚+ジョーカーを浮かべますけれど、
国によってもう色々違います。槇原敬之も納得のそれぞれオンリーワンっぷり。
まず、私達がぱっと思い浮かべるのは「英米式」のカード。
スート(ダイヤとかハートとかのセット)は、A,2,3,4,5,6,7,8,9,10,Jack,Queen,Kingの13枚1組ですね。
件のフランス式はそれに近いのですが、Aがありません。
1,2,3,4,5,6,7,8,9,10,V,D,Rの13枚1セットとなっています。
VはValet/従者、DはDame/女王、RはRoi/王のこと。
英米式のJ,Q,Kはそれぞれ象徴として描かれている=特定個人ではないのですが、
フランス式はモデルを明確に描写し、連想させるようにしているのも特徴です。
円卓の騎士ランスロットやら、アレキサンダー大王やら。気になったら調べよう!(丸投げ
ほか、例えばイタリア式は枚数が少なくて、
1,2,3,4,5,6,7,F,C,Rの10枚1セットです。この段落冒頭の画像がそれ。
FはFante/歩兵、CはCavallo/騎兵、RはRe/王のこと。

…これ以外にも、スートの模様が違っていたりは当然で、地方色豊かです。
例えばロシアではドゥラークというカードゲームが最大派閥であり、
そのゲームでは数字札の2~5を使わないため、最初から入っていない物が売られています。
ロシアにいってBJしたい!となった時はお気を付け下さいね!
===

つまり、

 「札に書かれた数字を合算して21を目指す」
 「カードの基本的な構成が同じ」

という点で、フランス式のカードを使ったヴァンテ・アンがBJの祖先と言われています。



■あめりか
hrtg_p0090.jpg

で、そのシンプルなルールと駆け引きからじわじわと欧州で遊ばれていたのですが、
イギリスからの開拓者が新大陸に持ち込む形で、アメリカでも遊ばれます。
そして19世紀になると

 「スペードのAとジャックの2枚セットはカッコイイしボーナスつけよか」

となります。
前後しますが、この時点でAを「1か11」と見立てていることがわかります。
フランス式にはAがなかったため、英米式ならではの発展ですね。
で、なぜ"スペードのA"と限定したのか?
その理由は、アメリカに持ち込まれたであろうイギリス式のカードにあります。
イギリスでは16世紀時点でカードに税金がかけられており、その納税方法が、

 「行政機関が発行するスペードのAを購入すること」

でした。
元々、パッケージの一番上に置かれることの多かったスペードのA。
その慣習を利用したのですねー。
そして、カードとはいえ納税証明書ですから、偽造防止に複雑なデザインが施されます。
段落冒頭の画像がそうですが、これほどみっちり書かれていたら偽造もできませんね!
 英語ですが歴史→ A Brief History of Playing Cards

そして、この象徴的なカードと対をなすことができる美しさを持ち、
ゲームの手順としても美しい初手で「21」にできるものは…

スペード…黒のジャック。


「ブラック・ジャック」。


ここに、私達の知るBJが産声をあげたのです。
なぜ絵札でいちばん位(くらい)の低いジャックなのかは…知らん。
もしかしたら、ブラック・クイーンとか、ブラック・キングになっていたかもしれませんね。
…なんでジャックだったんでしょう?
カードゲームとして定着するより前に「Black Jack」という慣用句があったのか、
何らかの理由があってジャックが選ばれたのか?ご存知の方はいらっしゃいますか…!



■なんやかんや
btd.jpg

そのうち、

 「他のAもアリにしねぇ?」
 「QとKもアリしねぇ?」

のルール拡張を経て、現在の形になります。
ゲームとしては、名称となったA+Jの役設定より、これら緩和が大きいでしょうね。
でもここまでは、そんなにアツいギャンブルではなかった。
BJが一躍狙い目となるのは、1962年。
上の画像にあります「Beat the Dealer」という本が出版されてからとなります。
直訳すれば「ディーラーをぶちのめせ」でして、BJでの必勝本のようなもの。
これが席巻しまして、まぁ色々あったわけです。
…だんだんと説明が面倒になってきましたけども!

当時はまだディーラー、カジノ側も対策が万全ではなかったのですね。
そこにつけこんで(というと表現が悪いですが、駆け引きですし)稼ぐというもの。
これには大別すると「基本戦略」と「応用戦略」がありまして、詳しくはググろう。(丸投げ
簡単に言えば、

・基本戦略→こういう状況ではカードを引こうor止めよう
・応用戦略→カードの残り状況等を読んで推理しよう

みたいなもの。
ですが、現在では応用戦略の適用はできないカジノが殆どで、
基本戦略のみで戦うことを余儀なくされることが多いようです。
その(カジノ側の)手法は色々あるのですが、一番効果的なのは

 「毎ゲーム終了ごとにカードをシャッフル」

というもの。
…ブラックニャックがそうです。
これをやられると、状況を読むもへったくれもありません。
全く効果がなくなるのですね。
現実ではカードをシャッフルする時間が必要ですが、ゲームではそれがありませんから。
現実のカジノでもこういう機械(クリックで画像)が使われていたりします。
ゲームをつまらなくすることから「悪魔の機械」なんて呼ばれたり。



■ルール的なことは…ええやろ(適当
bj10_1.jpg

ほか、ベットの取り扱い方法として種々あったりします。
上の画像には

 「DEALER MUST DRAW TO 16, STAND ON ALL 17s」

とありまして、これはBJの基本です。
ディーラーは16以下では必ずヒットし、17を超えた瞬間にステイしますよ、というルール。
この数字を変化させるとプレイヤー/カジノ側有利になりますので、いろんな意味で生命線。
また、ホールカードやOBOやらOBBOやらありますが、


説明が面倒なのでまたこんど。
次は、

 「ブラックニャックって何なん?」

を考えてみたいと思います。来週の土曜か、あるいは来週中か!
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COMMENT

まじめにつぎのブログを楽しみにしています!
2015/02/15(日) 02:01:43 |URL|庄松屋 #- [EDIT]
◆庄松屋さん
コメントありがとうございます。
まさかのニャック営業停止ではありますが…!
再開の際により楽しめるようなお手伝いが出来たらと思います。
2015/02/15(日) 03:42:09 |URL|松乃雪 #- [EDIT]
「150億円いただきましょう。」
「なっ…!?」
自分が人生で初めて触れたブラックジャックは妙に法外な治療費を請求するモグリの医者の方でした。
元々スロットなどと異なり、トランプという極めてありふれた日常的なアイテムで出来るゲームなだけはあり、身内でもポーカーや大富豪と並んでよく遊んでいた種目でした。
今回このように(ややローカルルールが加えられた形とはいえ)オンラインゲームでもBJが出来ると知った時は非常に嬉しかったものです。
スロットの台設定やシューターのパーティープレイと異なり、ある程度「個の力」で勝利をもぎ取ることが出来る点も好印象です。
…それがまさか開店2日目で営業停止になるとは思ってもいませんでしたが。
ディールちゃーん、これはどういうことなのかなー?
こうして見るとBJも(国単位での)ローカルルールが多いんですねー。
ローカルと言えば大富豪(縛り、スペ3、7渡し、8切り、9切り、10飛び、イレブンバック等)や麻雀(大車輪、大竹林、紅孔雀、百万石等)が有名ですが、そもそも基本的なルールからして違う辺り「BJの名前だけが共通した別のゲーム」になっている気もします。
スペードのエースは美しいですねー。
ジャックを起用したのは…響きじゃないですかね(適当)
BlackとJackは後半の発音が全く同じ(ck)なため「読んだ感じの響きが良い」とかその辺かなーって。
ディーラーをぶちのめしたらカジノが成立しませんが…(震え声)
ギャンブルの勝ち方なんて、それこそ何世紀前から語られていることなんでしょうねー。
ディーラー側から見ればゲームの公平性を保ちたいところですが、プレイヤー側から見ればディーラーぶちのめして勝ちたいわけで…難しいですね。
やっぱりカードを用いるゲームでシャッフルは基本だということが分かります。
ブラックニャックの場合、どうもニャウの頭が残念でシャッフルを交えてもディーラー側の負けが込んでいる気がしますが…
はっ、まさかニャウは負け続けたせいでSEGAからお声がかかって(自主規制)
2015/02/15(日) 11:10:58 |URL|ぷりにぃ #rzVhfMJo [EDIT]

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